おやすみなさい。

2004年11月18日
我が施設最高齢103歳のTKさんが、もぅすぐ寿命を全うしよぅとしている。
笑顔がかわいい、けど頑固な面を合わせ持つ
“特養のアイドル”と呼ばれ 皆から愛されたおばぁさん。。
今日から、酸素吸入が始まった。 看護婦のHさんも泊まり込み。
そんな中、私は宿直なのだけれど。。

死を目前に控えたヒトと接するのは、ハジメてに近いと思う。
今までにも利用者さんは亡くなったけれど、いつも遠くから見ていたから。
けど、TKさんの命には寄り添いたいと思ったので 訪室。
昏睡状態に近いのだけど、声を掛けていたら 半分くらい目が開いてた。
耳が遠いので、聴こえていないハズなんだけど。
もぅ息を吸うにもしんどそぅだね。

「また朝がくるからね。。 それまでゆっくりおやすみなさい。」
「明日になったら、また息子さん来るからね。 みんな、、応援してるからね。」

そぅ言うので精一杯。 “頑張って”なんて言えないもん。
シカもあたしはTKさんに、直接お世話してあげたことなんてない。
もぅホントは“お疲れ様”と言ってあげたいくらいだ。。
けど、自分が寿命を終えるとしたら 雨の夜には死にたくないな。。
朝日の中で息をひきとりたいなーと思うわけで・・・なのでこの↑言葉。
TKさんの子どもの頃と きっと何もかもが変わってるけど、
たった1つ?変わらないのは 太陽の暖かさや眩しさなんじゃないかな〜?なんて。
きっと昔はTKさんも、太陽の下で元気いっぱい遊んだ子どもだったんだよ。。
明日は宿直明けて休みだけど、また、TKさんに会えますよぅに・・・。

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