びっくり誕生日。

まだ思い出すとドキドキします。。
けど、こんなドキドキは嬉しくない。

今日は私の25歳の誕生日で、
家族揃って電車に乗って　サンマルクに食べに行ったのでした。
（我が家に車は存在しない）

事件は帰り道に起きました。
弟が「腹イテー」と言い出して、どぅやらお腹が下った様子。。
けど、駅のトイレとかって汚いじゃない？
だから、家に帰るまで…って　無理に我慢してたみたいで。
電車に乗って、気付けば　顔が真っ青。

吊り革につかまって立っている弟に「大丈夫？」と声を掛け
「うん、…腹イテー」の返事を聞いた次の瞬間、
弟の体が吊り革を持つ手を軸に　ぐらんと回りだして
半円を描いたその最終点で　吊り革から手がするりとぬけ落ちた。
目を見開いたまま、膝から崩れ落ちて　その場に倒れ込む弟。。
・・・え？　何これ？？

頭を床にぶつけるゴンといぅ音が車内に響いても
弟が動かないのを見て、初めて状況が飲み込めた。
やだっ！、どーしよー！！
さスガに倒れ込んでからは目を閉じている弟に、
母親は慌てふためいて駆け寄り　必死で起こそうとしている。。
私も膝をついて　足元を揺すりながら、必死で名前なんかを叫んでる。。

目の前に座ってたおじさんが、
「動かさない方がいい」と声を掛けてくれ　ハっと気付く・・・
そーだ、頭や脳に異常があるかもしれないときは　絶対動かしちゃダメだ。
おじさんの一言で少し冷静になった私は、
車掌さんを呼ぼう…！　そぅ思った。
走り出そうとした次の瞬間、弟が意識を取り戻した。。


きっと、弟が気を失ってた時間は30秒もない。
けど、恐ろしく長い時間だった。
弟はすぐに立ち上がって、自分が倒れたことがイマイチ理解できずとも
みんなの注目を集めていることが恥ずかしかったらしく、平然とした顔。。
母親は、いまだにパニック(笑)。

急行に乗っていたけれど、とにもかくにもと次の停車駅で降りて
トイレになだれ込んだ弟は、結局そのまま30分以上
トイレから出てこれなかった。。(^^；
待ってる間、心配でならない母を「きっとただの貧血だよ」なだめながら、
実は　自分の気持ちにもそぅ言い聞かせて落ち着かせていた。

もしこれが、電車内でなく駅のホームで倒れていたら・・・
ホームから弟が転落していたら・・・

ありえないことじゃない。


幸い、ウチに帰ってからは　まだ少し貧血気味でお腹もP−−だけど(笑)
自分の倒れた様を聞いては　ケタケタと笑う弟。。
おでこにたんこぶができているのが笑えます。


・・・けどね、もぅこんな誕生日は勘弁して下さい。